〜西洋医学と東洋医学の交わる未来に〜
先日、当院に来られている患者さんのお子さん
(お子さんも慢性鼻炎で治療中)
が学校で書いた、卒業文集の内容を見る機会がありました。
そのお子さんは、現在中学1年生。
この文章を書いた当時は、小学6年生。
学校で、「将来の夢」を考える授業があったそうで、
その時に書いた文章を読んで、この子の素直な思いや
大人ではなかなか表現できないような医学の交わりの部分に触れており、
率直な意見として、とても感動しました。
それと同時に、この年代の子がここまではっきりと
自分の考えを述べることができることにも、
正直驚きました。
↑ 卒業文集の全文です。
日本では何か病気になったりしたら、まず病院へ行く
という流れが多く、
なかなか出会う機会が少ない東洋医学。
この子が感じたように、西洋医学では
「これ以上良くならない」と言われて、
すがる思いで鍼灸治療を受けに来られる方は多いです。
この子の考えのように、“西洋医学”と“東洋医学”の良いところを噛み合わせて、
治療に繋げられたらとても良いと思います。
“西洋医学”と“東洋医学”のどちらの治療家も、目指すべき目標は
「患者さんの症状や病気を治すこと」ですから。
「西洋医学と東洋医学では、スプーンとフォークのような関係性です。
スパゲッティーをフォーク(西洋医学)では簡単に食べられますが、スプーン(東洋医学)では食べる事は難しいです。スープの場合は、フォーク(西洋医学)よりもスプーン(東洋医学)の方が断然向いています。」
と、思っています。
※↑HP上の文章を抜粋。
現時点ではあまりされておらず、難しいことも沢山あるかと思います。
ただこの子のような考え方を持つ人が、1人でも増えるのであれば、
患者さんの悩みに寄り添い、かつ円滑で最短距離での症状改善に
努めることができる未来が近いのかなと思います。
そんな未来が1日でも早く来ることに希望を持てるような
文章に出会えて、とてもハッピーな気持ちになりました。
この子が大人になった時に、
この卒業文集に書かれているような医者になれることを、
切に願っています。
またこの文章を読んだ、この子のお母さんが1番感激していました。
自分が“顔面神経麻痺”にならなければ、お子さんがこのような考えに
ならなかったことを思うと、
「この病気にかかってむしろ良かった」
とも思われたそうです。
とても辛い思いをされたと思いますが、結果的にはこのような
前向きな感情が生まれることはとても良かったです。
この親子にとっては、必然なことだったのかもしれませんね。
親子愛にも触れることができ、素敵な親子だな~と、改めて思いました。
○プロフィール○
■名前■
竹内岳登
■年齢■
30歳
■現在住んでいる地域■
東京都
■職業■
耳鼻科専門の鍼灸師
北海道~鹿児島まで全国の鍼灸師、延べ600人以上に鍼灸の技術を指導。
古武術鍼法 脊柱編 講師
古武術鍼法 四肢編 講師
古武術鍼法 腹背編 講師
整動鍼 脊柱編 講師
整動鍼 四肢編 講師
整動鍼 腹背編 講師
整動鍼 基礎取穴復習編 講師
整動鍼 基礎臨床実践編 講師
2017年6月 はりきゅうルーム岳 院長
■当院のHP■
2018年6月 株式会社Gaku設立
■好きな言葉■
有言実行